宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2010年5月14日
静岡市のデータと県のデータがなぜ解離するのか
以前から静岡市はアリーナ誘致賛成93%。
新聞の一面の見出しにも書かれた。
今日、静岡県都市講演懇話会において県が無作為に
選んだ方のアンケート調査が公表される
500人中、411人が運動競技場内に体育館の建設を求めると
東静岡駅アリーナを含む4案から選ばれた
静岡市が高校生、市職員を使って署名活動を行っている事は
みなさんご存じだろうか?
どうしても市は要望するようだ
その要望内容は
・地元町内の交通渋滞や騒音の解消
・国際スポーツ大会の開催
・施設のグレードアップ
・国際コンベンション機能の強化
県の論点
・ 静岡県の県大会の殿堂である事から8割がスポーツ、
イベントは2割で目的利用が異なる
一方エコパや通常アリーナは8割イベント、2割をスポーツ
また利用料金が高くなり、自治会や気軽な一般が利用できない
・ 日本国内の国際大会
H21年 8大会、13会場、ほぼ3大都市圏のみの開催
・国際大会・プロスポーツの観客数
国際でも日に2500~3000、バレーでmax8000人
現状の体育館設備でもmax3000名以上は入れる
・施設のグレードUpは行われ、周辺整備も市と共同で行いたい
緑地も増やす
・すでに東静岡駅周辺には国際コンベンション機能が点在
草なぎ総合運動場
グランシップ
JR東静岡
ツインメッセ
すでにある、なぜ今必要なのか
競合しない事を優先に
最終的に 体育館を東静岡では総合運動場ではなくなってしまう
23日まで静岡市は何をやっているのか。
これが落とし穴の引き金にならなければいいが。
私は裏を知る人間として慎重に、重大な事として
今は見守る事とする
以下主要訳
東静岡への多目的アリーナ誘致に絡む草薙運動公園の体育館建設に関する川勝知事の提案に対して、都市公園懇話会は草薙総合運動場体育館整備方針に関する審議結果」を了承して懇話会を終了。
その内容は「本日の議題である草薙総合運動場体育館の整備方針については「草薙総合運動場内の静岡学園跡地に建替える」という県の整備方針(案)が妥当であるとの意見が太宗をを占めた。
今後の整備にあたっては、県は、静岡市との連携を密にするとともに、利用者の意見や周辺環境にも十分配慮することが望まれる」。さすがに審議委員の方々の冷静沈着、見識の高さ示す結果となりました。
主に議論となったことは、第1には、いきさつ。2年前の野球場の拡大をめぐる建ぺい率との関係で静岡学園の移転を決めたことと今回の草薙体育館問題の関係。第2は、県が所有するエコパ、グランシップ、草薙体育館と多目的アリーナとの施設機能に関する議論。
第3は、「総合」と「運動」をコンセプトとする草薙総合運動場公園のコンセプトと多目的アリーナのコンセプトの異質性。第4は静岡市の街づくりとの連携。第5は、静岡市と静岡県との対立構造の解消。
この懇話会で川勝知事方針はオーソライズされましたので静岡市がどうするか、静岡市民がどう考えるかです。無用な対立をあおるのでなく、この懇話会の議事録を取り寄せ、冷静な対応を求めたいと思います。
懇話会委員は次の方です。{敬称略)五十嵐誠((社)日本造園建設業協会 副会長)、花井 孝(地域活性化戦略研究所 所長)、前田 博((財)日本緑化センター常務理事)、石井みな子((株)パーティ・フー代表取締社長)、渡辺博之((株)電通ソーシャルプラン局次長兼地球環境プロジェクト室長)、山崎泰広((株)アクセスインターナショナル代表取締社長)、西井昭文(日本放送協会静岡放送局 副局長)、山下和俊(あずさ監査法人 公認会計士)、西村予史男((㈱)竹めい堂茶店代表取締役)、高木敦子({有)アムズ環境デザイン研究所代表)、海野くに子(常葉学園大学 名誉教授)