宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2010年5月16日
大谷・小鹿区画 街づくり勉強会 (大谷の区画整理)
会長からの挨拶
「市長はアリーナの事に加え、先日の総会ではツインメッセの
2~3倍のものを大谷の田んぼの中に持ってきたいと言って
頂いた。
東名の誘致が上手く行けば更にいい。
世界から静岡、大谷を注目してもらえるようになる。
今年度インターチェンジの基礎資料の作成をする
ここでは来年度、次のステップに向けた意識調査をしたい
9月には市役所で経営会議を開き指針を決めたい。
来年度は測量調査(費用2億円以上)の理解を求めなければ
ならない、皆さんの意見を反映して役割を果たしたい」といった。
参加した市民の声では「組合方式」について
異論があった
市が行う区画整理であれば失敗しても痛手は少ない
しかし、地権者が組合を作り行う場合は失敗する可能性も
ある。しかもこのご時勢に東京のコンサルが入っての企業誘致。
それ以前に国は農振法に基づき、特に農地を減らさないように
進めている
なので、この大谷地区を開発しなければならない理由
ICの必要性、妥当性を国に提示しなければならない。
また、今、農業従事者が将来どうしたいかを
示す必要もあり、更にはその行為が市民、国民にそのような
メリットがあるかも示す
埼玉で組合方式で企業に土地を貸しているところがある
㎡あたり800円だとの説明があった
地権者から幾つか質問があったが
最後に会長が云われたことが一番心に残った
「夫婦2人できゅうりを作って売って食べられた。東京では自分で
作って売って食べている人もいる。中国や韓国など海外から野菜も
はいる。価格では勝てない。
この地域ではうまみが無くなってしまった。
この前の東西の区画整理で固定資産税が上がって、払えない人が
出ている。だから営業マンが来て、アパート経営に乗り出したが
人が入らず金が入らない。
ついにはこの大谷の畑を売らなければならない状態だ。
売りたくて待っている人もおおい。
後継者がいない農地。
年間1反で20万円にも満たない収入。
農地指定を続け34年間、売れなかった。
若い人にも農業がやれればやって欲しい。
このまま、輸入に頼るようでは日本は滅びてしまうかも知れない」
と会長は云った。
この区画整理で問題なのは負の連鎖
農業を営めない状況、区画整理の失敗を
区画整理で穴埋めする。
先日の問題でもそうだが、なぜ食である農業を守るのか
なぜ地域に必要なのか
そもそもを考えるべきだと改めて感じる