宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2010年6月8日
大前研一 記念講演(6月3日) ②日本の経済
ギリシャの経済破綻、PIGS ポルトガル、イングランド、イタリア、
エンドレスに経済悪化が続くEU諸国。
しかし、最も財政が悪い国は 日本。
これはもう、ギネスで累積財政赤字が約200%
(経済規模に対して)。
亀井に聞いてみれば解るが。
1400兆円ある国民の資産、現在の国の赤字が800兆円、
国民貯蓄は1000兆円
まだあと200兆円ある、亀井は「いける」と思っている
「切っても国民の尻尾はまだ動いている、まだつかえるぞ」ってね
云わないのは国債の寿命が残り4年とわかったら「空売り」される
本来、マスコミがマスコミならば今、言わなければならない
金融の常識は「米びつの底が見えたら金は引く」
4年で40兆円、パイが増えるような事をしなければならない。
じゃあ、どうしたらいいか、
前原にも教えた金を使わない成長戦略がある
それが「中央集権の基準をなくすこと」だ
例えば、建築基準法を見直すこと
自治体ごとにやりたいようにやることだ。
世界を見てもどこでも全て同じ国は日本のみである
中国では200を超える100万人都市が競い合い、200の事業化が
勝手気ままにやっている。
今の建築基準法では「姫路城」すら建たない
抑制規律を自治体が決めるんだ
抑制規律を減らす、これは新たな富、外部経済が入ってくる
東京でも山の手線内で2.5階まで、300年前のパリでも6階建てである
減価償却も木造35年、コンクリート50年、勝手に決めるな
原価償却を早めれば7%の利回りも可能、民間の金が世界から来る
建設基準は東大のえらい先生に決めて貰えばいいが
「静岡バージョン」をつくる、それが地方自治だ
オーストラリアは州の時間まで決められる
質問しない国民を文科省が作っている
これまで規制だらけの日本ほどチャンスが多い国はない
駅前のシャッター通りも、家、シャッター通り、駅、会社では
なくてシャッター通りを株式会社にしてまとめて賃貸する
するとそこに住居が出来、家、駅、会社になる
儲かるから世界中から人が来る
発想を変えれば出来る
日本ほどのチャンスはない
できないと思い込んでいることが多い。
しかし、戦後は何も無いところからここまで来た
とらわれない新しいことをするべきだ
産み落とした子は育てて何ぼ、
中国も台湾もアイデアで勝負している
既に日本国民の7割の金を取られているが、
使われて終わるのはやめよう