宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2011年7月29日
児玉先生のような方がいらっしゃる事に感動しました
このような先生の意見は広く国民が聞くべきだと思います
感動しましたので、できるだけ完璧に書き出しました。
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo&feature=player_embedded#at=51
できれば生の声でお聞きください。
2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)
次に児玉参考人にお願いいたします
私は東京大学アイソトープセンター長の児玉ですが
3月15日に大変に驚愕いたしました
私ども東京大学には27か所のアイソトープセンターがあり
放射線の防護とその除染の責任を負っております
それで、私自身は内科の医者でして東大病院の放射線の除染などに
ずっと、数十年かかわっております
3月15日に、ここの図にちょっと書いてあるんですが
我々最初に午前9時ごろ東海村で5μシーベルトという線量を経験しまして
それを第10条通報という文科省に直ちに通報いたしました
その後東京で0,5μシーベルトを超える線量が検出されました
これは一過性に下がりまして
次は3月22日に東京で雨が降り、0,2μシーベルト等の線量が降下し
これが今日に至るまで高い線量の原因になっていると思っています
それでこの時に枝野官房長官が
「さしあたって健康に問題はない」という事をおっしゃいましたが
私はその時に実際はこれは大変な事になると思いました
何故かというと
現行の放射線の障害防止法というのは
高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています
この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります
ところが今回の福島原発の事故というのは
100キロメートル圏で5μシーベルト
200キロメートル圏で0,5μシーベルト
さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶にまで及んでいる事は
今日みなさん全てがご存じのとおりであります
我々が放射線障害を診る時には、総量をみます
それでは東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるか
はっきりした報告は全くされておりません
そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算してみますと
まず、熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出しております
ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算されます
さらに恐るべきことにはこれまでの治験で
原爆による放射線の残存量と原発から放出された者の放射線の残存量は
一年に至って原爆が1000分の一程度に低下するのに対して
原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしかならない
つまり、今回の福島原発の問題はチェルノブイリと同様
原爆数10個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したという事が
まず考える前提になります
そうしますと、我々システム生物学というシステム論的にものを見るやり方でやっているんですが
現行の総量が少ない場合にはある人にかかる濃度だけを見ればいいのです
しかしながら、総量が非常に膨大にありますと
これは粒子です
粒子の拡散は非線形という科学になりまして
我々の流体力学の計算でも最も難しいことになりますが
核燃料というのは要するに砂粒みたいなものが合成樹脂みたいな物の中に埋め込まれています
これがメルトダウンして放出するとなると
細かい粒子が沢山放出されるようになります
そうしたものが出てまいりますと、どういうようなことが起こるかが
今回の稲藁の問題です
たとえば、岩手のふじわら町では稲藁57000ベクレル/kg
宮城県のおおさき17000ベクレル/kg
南相馬市10万6千ベクレル/kg
白河市97000ベクレル/kg
岩手64000ベクレル/kg
ということで、この数字というのは決して同心円上にはいかない
どこでどういうふうに落ちているかは
その時の天候、それから、その物質がたとえば水を吸い上げたかどうか
それで、今回の場合も私は南相馬に毎週700㎞行って
東大のアイソトープセンター、現在まで7回の除染をやっておりますが
南相馬に最初に行った時には1台のカウンターしかありません
農林省が通達を出したという3月19日には
食料も水もガソリンも尽きようとして
南相馬市長が痛切な訴えをウエブに流したのは広く知られているところであります
そのような事態の中で通達1枚出しても誰も見る事が出来ないし誰も知ることができません
稲藁がそのような危険な状態にあるという事は全く農家は認識されていない
農家は飼料を外国から買って、何10万と負担を負って
さらに、牛にやる水は実際に自分たちと同じ地下水を与えるようにその日から変えています
そうすると、我々が見るのは
何をやらなければいけないかというと
まず、汚染地で徹底した測定が出来るようにするという事を保証しなくてはいけません
我々が5月下旬に行った時先ほど申し上げたように1台しか南相馬に無かったというけど
実際には米軍から20台の個人線量計がきていました
しかし、その英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて
我々が行って教えてあげて実際に使いだして初めて20個の測定が出来るようになっている
これが現地の状況です
そして先程から食品検査と言われていますが
ゲルマニウムカウンターというものではなしに
今日ではもっと、イメージングベースの測定器というのが遥かに沢山、半導体で開発されています
何故政府はそれを全面的に応用してやろうとして全国に作るためにお金を使わないのか
3か月経ってそのような事が全く行われていない事に
私は満身の怒りを表明します
第2番目です
私の専門は小渕総理の時から内閣府の抗体医薬品の責任者でして
今日では最先端研究支援というので30億円をかけて抗体医薬品にアイソトープを付けて癌の治療にやる
すなわち人間の体の中にアイソトープを打ち込むという仕事が私の仕事ですから
内部被曝問題に関して一番必死に研究しております
そこで内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます
内部被曝というものの一番大きな問題は癌です
癌がなぜ起こるかというとDNAの切断を行います
ただし、ご存じのとおりDNAというのは二重らせんですから
二重らせんの時は非常に安定的です
これが、細胞分裂をする時には二重らせんが一本になって、2倍になり4本になります
この過程のところがものすごく危険です
そのために、妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖が盛んな細胞に対しては
放射線障害は非常な危険をもちます
さらに大人においても増殖が盛んな細胞
たとえば放射性物質を与えると髪の毛
それから貧血、それから腸管上皮の
これらはいずれも増殖分裂が盛んな細胞でして
そういうところが放射線障害のイロハになります
それで私どもが内部に与えた場合に具体的に起こるので知っている事例を上げます
これは実際には一つの遺伝子の変異では癌は起こりません
最初の放射線のヒットが起こった後にもう1個の別の要因で癌の変異が起こるという事
これはドライバーミューテーションとかパッセンジャーミューテーションとか細かい事になりますが
それは参考の文献を後ろに付けてありますので
それを後で、チェルノブイリの場合やセシウムの場合を挙げてありますので
それを見ていただきますが
まず一番有名なのはα―線です
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいるというのを聞いて、私はびっくりしましたが
α―線はもっとも危険な物質であります
それは
トロトラスト肝障害というので私ども肝臓医はすごくよく知っております
ようするに内部被曝というのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが
そういうものは全く意味がありません
I131は甲状腺に集まります
トロトラストは肝臓に集まります
セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります
これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディースキャンやっても全く意味がありません
トロトラストの場合の、このちょっと小さい数字なんで大きい方は後で見て欲しいんですが
これは実際に、トロトラストというのは造影剤でして
1890年からドイツで用いられ1930年ごろからは日本でも用いられましたが
その後20~30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるという事がわかってまいりました
最初のが出てくるまで20年というのは何故かというと
最初にこのトロトラスト、α―線核種なんですが
α―線は近隣の細胞を傷害します
その時に一番やられるのはP53という遺伝子です
我々は今ゲノム科学というので、人の遺伝子、全部配列を知っていますが
一人の人間と別の人間は大体300万箇所違います
ですから人間同じとしてやるような処理は今日では全く意味がありません
いわゆるパーソナルライフメディスンというやり方で
放射線の内部障害をみる時も
どの遺伝子がやられて、どういう風な変化が起こっているかという事をみるということが
原則的な考え方として大事です
トロトラストの場合は第一段階ではP53の遺伝子がやられて
それに次ぐ第二第三の変異が起こるのが20~30年後かかり
そこで肝臓がんや白血病が起こってくるという事が証明されております
次にヨウ素131
これヨウ素はみなさんご存じのとおり甲状腺に集まりますが
甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり小児におこります
しかしながら1991年に最初ウクライナの学者が「甲状腺がんが多発している」というときに
日本やアメリカの研究者はネイチャーに「これは因果関係が分からない」ということを投稿しております
何故そんな事を言ったかというと1986年以前のデータがないから
統計学的に優位だという事を言えないということです
しかし、統計学的に優位だという事がわかったのは
先程も長瀧先生からお話しがありましたが20年後です
20年後に何がわかったかというと
86年から起こったピークが消えたために
これは過去のデータが無くても因果関係がある
という事がエビデンス(evidence 証拠・根拠)になった
ですから、疫学的証明というのは非常に難しくて
全部の事例が終わるまで大体証明できないです
ですから今 我々に求められている
「子どもを守る」という観点からは全く違った方法が求められます
そこで今行われているのは
ここには国立のバイオアッセイ研究センターという化学物質の効果をみる福島昭治先生という方が
ずっとチェルノブイリの尿路系に集まる物を検討されていまして
福島先生たちがウクライナの医師と相談、集めて
500例以上の、前立腺肥大の時に手術をしますと、膀胱もとれてきます
これをみまして検索したところ
高濃度汚染地区、尿中に6ベクレル/ℓという微量ですが
その地域ではP53の変異が非常に増えていて
しかも、増殖性のぜん癌状態
我々からみますとP38というMAPキナーゼと
NF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー)というシグナルが活性化されているんですが
それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして
かなりの率に上皮内のがんができているという事が報告されております
それで、この量に愕然といたしましたのは
福島の母親の母乳から2~13ベクレル
7名で検出されているという事が既に報告されている事であります
次のページお願いします
我々アイソトープ総合センターでは
現在まで毎週700キロメートル、
大体一回4人づつの所員を派遣しまして南相馬市の除染に協力しております
南相馬でも起こっている事は全くそうでして
20K30Kという分け方が全然意味がなくて
その幼稚園ごとに細かく測っていかないと 全然ダメです
それで現在20Kから30K圏にバスをたてて1700人の子どもが行っていますが
実際には避難
その、南相馬で中心地区は海側で学校の7割で比較的線量は低いです
ところが30キロ地点の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて
子どもが強制的に移動させられています
このような事態は一刻も早く辞めさせてください
いま、その一番の障害になっているのは、強制避難でないと保証しない
参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそういう答弁を行っていますが
これは分けて下さい
保障問題とこの線引きの問題と子どもの問題は
直ちに分けて下さい
子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします
それからもう一つは
現地でやっていますと除染というものの緊急避難的除染と公共的除染をはっきり分けて考えていただきたい
緊急避難的除染を我々もかなりやっております
たとえばここの図表に出ておりますこの滑り台の下
滑り台の下は小さい子が手をつくところです
が、この滑り台に雨水がザーッと流れてきますと
毎回濃縮します
右側と左側とズレがあって、片側に集まっていますと
平均線量1μのところだと10μ以上の線量が出てきます
それで、こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはいけません
それからさまざまな苔が生えているような雨どいの下
ここも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが
そういうところは、たとえば高圧洗浄機を持って行って苔を払うと
2μシーベルトが0,5μシーベルトまでになります
だけれども、
0,5μシーベルト以下にするのは非常に難しいです
それは、建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと
空間線量として1か所だけ洗っても全体をやる事は非常に難しいです
ですから、除染を本当にやるという時に
いったいどれだけの問題がありどれ位のコストがかかるかという事を、イタイイタイ病の一例で挙げますと
カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなんですが
そのうち1500ヘクタールまで現在除染の国費が8000億円投入されております
もし、この1000倍という事になれば、いったいどのくらいの国費の投入が必要になるのか
ですから私は4つの事を緊急に提案したいと思います
第1に
国策として、食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を用いて
もう、半導体のイメージかは簡単です
イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやるということの最新鋭の危機を投入して
抜本的に改善して下さい
これは今の日本の科学技術力で全く可能です
2番目
緊急に子どもの被ばくを減少させるために新しい法律を制定して下さい
私のやっている、現在やっているのはすべて法律違反です
現在の障害防止法では各施設で扱える放射線量、核種等は決められています
東大の27のいろんなセンターを動員して現在南相馬の支援を行っていますが
多くの施設はセシウムの使用権限など得ておりません
車で運搬するのも違反です
しかしながら、お母さんや先生方に高線量の物を渡してくる訳にもいきませんから
今の東大の除染ではすべてのものをドラム缶に詰めて東京に持って帰ってきております
受け入れも法律違反
全て法律違反です
このような状態を放置しているのは国会の責任であります
全国には
例えば国立大学のアイソトープセンターは
ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところは沢山あります
そういうところが手足を縛られたままでどうやって
国民の総力を挙げて子どもが守れるのでしょうか
これは国会の完全なる怠慢であります
第3番目
国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集して下さい
これは、たとえば
東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー
千代田テクノとかアトックスというような放射線除去メーカー
それから竹中工務店とか様々なところは、放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています
こういうものを結集して現地に直ちに除染研究センターを作って
実際に何10兆円という金額がかかるのを
いまだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごく持っております
国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません
どうやって除染を本当にやるか
7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に 国会は一体何をやっているのですか
以上です
続きを読むに初めて聞いた専門用語など、少し調べて書きました
アイソトープ
ひとことで言うと原子は、地球上のすべてのものを構成する目には見えない小さな粒のこと。
カリウム、鉄、酸素、炭素などたくさんの種類があって、それぞれの役目を果たして活躍しているのです。
そしてその中に、化学的性質は同じでも、重さが少しだけ違う原子(元素)があります。
これらの元素を同位元素(アイソトープ)と呼びます。
同位元素の中には「活発な状態の原子」から「落ち着いた状態の原子」に変わろうとする時に
放射線を出す放射性同位元素(ラジオアイソトープ)というものがあります。
自然界には、ウラン、ラジウム、カリウムなど約90種類の元素があり、
一方同位元素は原子炉などで人工的に作り出されているものを含めると約2,000種類以上もあります。
ちなみに放射線を出すアイソトープを含んだ物質を放射性物質、放射線を出す能力を、放射能といいます。
抗体医薬品
がん細胞などの特定の細胞だけを狙い撃ちにする抗体を利用した医薬品
抗体医薬品とは、特定の細胞や組織(物質や分子)にだけ効果がある抗体を利用した医薬品のことです。
抗体医薬品は、がん細胞などの表面に出ている、異物であること示す目印(抗原タンパク質)を
ピンポイントでねらい撃ちするため、治療効果と副作用の軽減が期待できます。
そのため、効果的かつ副作用の少ないがん治療が可能になることが期待されています。
トロトラスト
二酸化トリウムコロイドを主剤とするX線
造影剤トロトラストは、わが国では広島、長崎の原爆に次ぐ大規模な放射線による健康障害をもたらした。
体内に注入されたトロトラストは肝臓や骨髄などに沈着しα線を長年月にわたって放出する。
数十年経過後、肝がん、肝硬変や白血病を発症し、死亡率も高いことが明らかにされている。
福島 昭治(ふくしましょうじ)
食品安全委員会添加物専門調査会座長、中央労働災害防止協会日本バイオアッセイ研究センター所長
名古屋市立大学医学部卒。医学博士。
大阪市立大学大学院医学研究科長兼医学部長、都市環境病理学教授等を経て現職。
化学物質の発がん性、特にリスクアセスメントを研究領域とし,発がん物質のしきい値,
ヒト発がん物質ヒ素の実験的証明,がんの化学予防などについて焦点を絞って研究
また,実験的膀胱発がんおよび膀胱の病理,特にチェルノブイリ事故後の膀胱病変を追究している
著書多数。
MAPキナーゼ
分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(英:Mitogen-activated Protein Kinase)
全身の細胞に広く発現しており、様々な細胞の機能発現において重要な働きをしている。
単にMAP(マップ)キナーゼと略して呼ばれることが多い。
NF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー
NF-κBは免疫反応において中心的役割を果たす転写因子の一つであり、
急性および慢性炎症反応や細胞増殖、アポトーシスなどの数多くの生理現象に関与している。
NFκB活性制御の不良はクローン病や関節リウマチなどの炎症性疾患をはじめとし、
癌や敗血症性ショックなどの原因となり、特に悪性腫瘍では多くの場合NF-κBの恒常的活性化が認められる。
さらにNF-κBはサイトメガロウイルス (CMV) やヒト免疫不全ウイルス (HIV) の増殖にも関与している。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=41163&media_type=wb
国会審議テレビ中継のビデオが観られます
説明・質疑者等(発言順): 開始時間 所要時間
牧義夫(厚生労働委員長) 9時 01分 02分
明石真言(参考人 独立行政法人放射線医学総合研究所理事 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会委員) 9時 03分 12分
唐木英明(参考人 日本学術会議副会長 東京大学名誉教授) 9時 15分 14分
長瀧重信(参考人 長崎大学名誉教授) 9時 29分 16分
沢田昭二(参考人 名古屋大学名誉教授) 9時 45分 15分
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) 10時 00分 16分
今中哲二(参考人 京都大学原子炉実験所助教) 10時 16分 16分
山口和之(民主党・無所属クラブ) 10時 32分 21分
吉野正芳(自由民主党・無所属の会) 10時 53分 20分
坂口力(公明党) 11時 13分 21分
高橋千鶴子(日本共産党) 11時 34分 21分
阿部知子(社会民主党・市民連合) 11時 55分 22分
柿澤未途(みんなの党) 12時 17分 25分
2011年7月28日
7月26日~28日まで
26日 ○法政大学での特別授業の依頼を受けて
レジュメ作成
○西島町内会の皆さんと非難マップの作成
地域の情報は地域の人しかわからない
自分達の命を自分たちが助け合って守れるように
○100年をかけて駿府城を作る会
オブザーバー参加
真剣に動いていることに感銘を受けました
あわせて、アイワ不動産の藤井社長と初めて深く話をしました
さすが、アイワさんの社長さんでした
27日 ○駿河区での事務所建設についての意見交換
支援してくださっている方が近所に事務所を
立てて下さるとの事
個人の事務所ではもったいないので
「駿河区街づくりセンター」を思案
○徳州会にて
震災時の医療体制についてお話を伺う
徳州会 日本最大の医療機関
震災対応、最短で向かう医療チームを配備する
また、地域では医療派遣=先生が地域で無料で医療講演を実施
選挙では政党を一度作ったこともある
凄い医療機関である
○西島町内会
○高鳥副市長と意見交換
非常に誠実で感じの良い方でした
期待します
○体文協 の佐野代表の元へ
47年前、大人の大学を立ち上げ、当時で2年間で
20万人お動員する
街づくり、市民参加の祖のような方でした
http://subswitch.jp/?p-273
○グリーンエネルギー静岡へプレゼン資料を届け
○結婚式の打ち合わせ
20:30 帰宅
28日 ○斉藤弁護士と面談
○防災マップ、法政大学、EYEs等の作成
○小鹿商店街にDIGの紹介、防災について
○スローライフ原田さんと打ち合わせ
7月、最近の動き7月22日~25日
川崎市議会、練馬区議会議員、市民活動家、これから
議員に出られる人との交流会
全国には新しい議員が誕生している
静岡でももっと増やしたい
7月23日 番町市民活動センターにて
グリーンエネルギー静岡主催で自然エネルギーや
エネルギー政策についてのシンポジウムを開催
講師に静岡大学の松尾、水谷両先生が講演
松尾先生からは太陽熱とエコキュートや床暖房等、
様々な機器の効率的使用について
水谷先生からは太陽光発電の補助事業や市民がエネルギーの
選択権を持つという話を伺いました
7月24日 宮竹体育館にて
防災 「自分たちが守る地域の防災会議」
講演 塩坂邦雄先生 他 現地報告とDIGについて
公民館建設について
箱モノではなく、住民みんなが参加して作る
「みんなのもうひとつの家」をコンセプトにすすめる
両方ともいいプレゼンだったと思います
また、宮竹学区でこのような会は始めてとの事でした
今後も継続して進めて行きたい
同時にSBSラジオが防災の取り組みに対して
取材が入りました
7月25日○フリーペーパーEYEsの取材
行政の防災支援、DIG等を掲載したいとの事
以外にもフリーペーパースローライフで
DIGが掲載されます
○町内会会員への24日の報告書作成
○2・5の会
2011年7月19日
原発・新エネルギー政策検討会 第一回無事に開催終了
県庁の特別会議室で開会された「原発・新エネルギー政策検討会」
メディアもSBSテレビ、静岡新聞、NHK、第一テレビと
各社来られました
出席者は議員が33名、内県議会議員が5名、
市議会議員が県内各所から28名、一般の方が7名参加されました
講師は興先生
静岡大学時代を思い出します
先生も講演の中で、触れて頂き、更に懐かしく思いました
興先生は元原子力局長の立場から、厳しく現状を捉えた
話をして頂きました
勉強になるお話をありがとうございました
党派を超えて、市や県の議会を超えて
新たな一歩が踏み出された瞬間でした
事務局として参加できた事にも感謝です
・・・・・・
13:30 震災時の女性の問題について
婦人連名の講演会に参加
その中で、コミュニティーの構築と
女性の自主防災会役員の参加の必要性を強く感じました
・・・・・・
16:00 撮影
・・・・・・・
18:00 NPO協同連携会議 役員会
こちらも新たなスタートを切りました
事業化のイメージと、連携のメリット関する
プレゼン資料が必要でした
また作成できたらと思います
20:30 帰宅 活動報告の記載
~23:30
7月18日 炭焼き職人「漆畑さん」 と 全国S政治連名会長
朝、後援会長の興津夫妻と35歳の竹炭職人の元へ
http://takezumi-koya.com/
精力的に取り組みをされていて、中東まで竹のオイルを出荷していたが、
原発震災後、全てがストップ
しかし、ここに来て放射能の関係から炭が見直されてきている
先日のお母さんの会が東京からこられたそうです
放置竹林の問題は重要です
まずは竹関係で力になれる、若い情熱を持った社長を紹介
・・・・・・・・・
18:00 故中村順英氏をしのぶ会
3組の夫婦で出席
年長者のお話に耳を傾けながら、様々なめぐり合わせ
出会いに思いを寄せる
22:00 帰宅
7月17日 自分たちが守る地域の防災会議 2町内で開催
防災会議の現地報告に始まり、塩坂先生の講演
凄く解りやすくなっていることに加え、ストーリーが抜群です
最後にDIGについて私からお話をさせて頂きました
・・・・・・・・・・
午後(13:30)は西島町内会9組中心(参加者60名)となって
現地報告、塩坂先生の講演、原発、電源についてを私が行い、
最後にDIGを実施致しました
DIGでは
・高いところがわかった
・マンションで外階段がある建物を探す
・非難する際に河川の横を通らない
・単身で動けない人をどのように救うか
・逃げれるか、下調べをしておく
・浸水し易い地域である
これらの事を踏まえ、早急に出来る事と
今後を更に詰めてゆきたいと思います
・・・・・・・
夜(19:00)は宮竹町内会(15名)で次週に行う、講演会の役員会
地震の話を塩坂さんにしていただき、次に宮竹町内会公民館建設に
ついてのアンケート結果等のお知らせを行います
そのプレゼン資料をお披露目
Iさん、力を貸していただきありがとう
プレゼン資料も非常に喜んでいただきました
忙しかったけれど、非常に充実した一日でした
皆さん、本当に何時も一緒にやっていただいて、
力を貸して頂いて、ありがとう!!
石橋克彦京都大学名誉教授 「原発震災を繰り返さないために」浜ネット主催
7月16日 労政会館にて行われました集会に参加して参りました
以下、石橋先生の講演より
なるほどと思わせる
・・・・・・・・
経団連の米倉会長は7月11日、新エネルギーは普及できないが
原発の安全性は高まると表明
※私見であるが、各地域の経団連でも代表が電力会社と云うことは
あるので、仕方がないかとも思うが
・・・・・・・・・・
<地震とは>
岩盤が面上にズレ破壊を起こして地震波を放出する
地震の規模の変化
非常に解り易い Mが1上がれば3倍である
長さ 幅 ズレ 破壊時間
M6 15km 5km 0.5m 5秒
M7 30~50km 15km 1.5m 10~15秒
M8 100~150km 50km 5m 60秒
M9 450km 200km 15m 180秒
※ まず、この揺れとズレに原発自身が耐えられるかである
津波による電源喪失ではなく、地震による配管等の
損傷、破断と云うことだとされている
・・・・・・・・・
発電用原子炉施設に関する耐震設計は新たに審査指針を
Ssモデルとされている
・・・・・・・
福島の現状
田中三彦氏(福島原発4号基の圧力容器の設計)によれば
止まらない上に
1号機は配管の損失⇒ 冷却材損失 ひやす
2号機 圧力容器の破損 ⇒ 閉じ込める
が出来なたっか
なのに、09年に保安員と安全委員会が耐震の安全性を認めいた
全国のバックチェックが信用できない事になる
その上で、浜岡はバックチェックすら認められていないとなれば
危険な原発となるのではないでしょうか
・・・・・・・・・・・
福島原発の教訓として
Murphy`s low マーフィーの法則
If it can happen,it will happen.
起こる可能性のあることはいずれある
= 直ぐにも起きるという事である
被害の大きい事象に対しては予防原則の徹底が必要であった
・・・・・・・・・・
浜岡原発については
・外部電力の喪失
・機器、配管の同時損傷
・多重の安全装置のダウン
・長期間
・停電の長引き
・大規模な余震
・膨大な量の炉内の放射性物質が外界へ放出⇒風により、運により汚染
・・・・・・・・・・・・・
発電用原子炉施設に関する耐震設計審査方針にある
「残余のリスク」とは
事故が起きた場合、周辺公衆に対して被爆すると明記されている
※要はこれらのリスクがあるとしても、原発を享受できるか
それを判断するのは地元住民になります
・・・・・・・・・・・・・・
原発について
1:原発の安全性は「膨大な放射能を含んでいる」
2:完成された技術ではない
3:地震は本気を出したら怖い
4:地震の予測は出来ない
地震学者は「分らない事をわかっている」
原発学者は「地震をわかっている」という
安全は「本質的な安全」でなければ駄目で
日本に生まれる原発は常に原発を背負って誕生する
・・・・・・・・・・・
今後
危ない原発から停止してゆく
原子力災害について検証する事
・・・・・・・・・・
これらの事を石橋先生が語られました
※は私の私見を含みます
700名以上が集まって、立ち見も出た大盛況の講演会でした
2011年7月15日
湖西市 三上市長と対談 「新エネルギー未来への選択」決定
三上市長とは初めてお会いしましたが、非常に気さくな方で
正面切って「脱原発」を市長の立場で訴えております
個人でチラシを数万枚作ったそうです
さすがです^^
その三上市長と菊池さんの対談、進行は馬場さん
「新エネルギー、未来への選択」
> 浜岡原発は運転再開させてもいいのか?
>
> ■対談
> 三上元(湖西市長) http://pikagen.hamazo.tv/
> 菊地洋一(元GE技術者・福島第一原発設計者)
>
> ご案内:馬場利子(プラムフィールド、静岡放射能汚染測定室)
> http://www.geocities.jp/plumfield995/
>
> 市長として脱原発を宣言し、全国に呼びかけている静岡県湖西市、
> 三上元(みかみはじめ)市長。
> 「原発をつくった私が、原発に反対する理由」著者、菊地洋一氏。
> (福島第一原発の建設に携わった元GE技術者)
>
> 初対談を通して、静岡から日本の未来へビジョンをお届けします。
> ご案内は、市民による「静岡放射能汚染測定室」を立ち上げた、
> プラムフィールド代表、馬場利子さんです。
>
> 7/25(月) 開演19:00 (開場18:30)
> 入場無料:震災支援カンパ(福島第一原発被災地へ)
> 場所:浜松市地域情報センター ホール(160名)
> https://www.mb.epss.jp/contents/facilities/1080/index.html
> 〒430-0929 浜松市中区中央1-12-7
> JR浜松駅徒歩10分。遠鉄「遠州病院前」下車、徒歩2分
> 浜松駅バスターミナル11番のりば 早出線「県総合庁舎」下車 、
徒歩1分
> くるる西ループ「県総合庁舎」下車
> くるる東ループ「県総合庁舎北」下車、徒歩3分
>
主催:生活科学ネット、”浜岡原発 巨大地震対策 虹のネットワーク ”
> 共催:プラムフィールド、「愛と感謝の絆会 3.11」
> 協力:復興と地域防災を考える会、ロハスな生活を楽しむかえるの会、
> 浜松サーフィンクラブ、湖西サーフパトロール、遠州の映像「記録屋」
>
> 問:生活科学ネット http://living.hamazo.tv/
> tel:090-2774-1429 kotonomamani@gmail.com
>
> ————
> ◆資料
> 原発震災救援緊急講演会「福島原発30キロ圏からの報告」
> 三上元(湖西市長)挨拶 (動画2011/5/21袋井)
> http://www.youtube.com/watch?v=NWVYtelY-HY
>
三上市長のブログ
http://pikagen.hamazo.tv/
> 浜岡原発差し止め訴訟、静岡・湖西市長も原告に参加へ(朝日新聞2011/5/15)http://www.asahi.com/national/update/0514/NGY201105140035.html
>
> 菊地洋一氏(元GE技術者・福島第一原発設計者)インタビュー
> IWJ(ジャーナリスト岩上安身)web 2011/4/21
> http://iwakamiyasumi.com/archives/8821
>
> 静岡放射能汚染測定室(プラムフィールド)
> http://plumfield9905.jp/07/074/074.php
>
> 市民自ら放射能測定(朝日新聞2011/6/29)静岡放射能汚染測定室
> http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000251106290007
浜岡原発の停止を求め 石橋教授が来静
7月16日(土)午後:原発震災講演会
講師:石橋克彦神戸大名誉教授
演題:「原発震災をくり返さないために」
場所:静岡労政会館6F大ホール (JR静岡駅より西へ徒歩5分)
時間:13:00 開場・受付
13:30 開演 (終了予定は17時ごろ)
参加費:700円
(終了後懇親会:会費2000円)
主催:浜岡原発を考える静岡ネットワーク
電話 054-271-7302
石橋名誉教授のサイト
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html
「原発震災」の原典:
原発が地震で大事故を起こす恐れは1970年代から指摘されていますが、私は震災論の立場から「原発震災」という言葉・概念を下記で提唱し、震災軽減の重要な一環としてその回避を訴えました。細かい点は古いですが、基本的コンセプトは今も通用すると思います。
石橋克彦:「原発震災-破滅を避けるために」
『科学』(岩波書店) Vol.67, No.10 (1997年10月号) に掲載
2011年7月11日
質問ですが、
みなさんに伺います
① 今、支持政党「なし」が48%でトップ
(20が自民、10が民主であろうか)
・どんな政党を望んでいますか?
・また、政党自体のあり方をどう思いますか?
→ 私は
正当な誠意をもって取り組み始めた、議員が群れ
「政党になると正当な事が言えなくなる」とよく議員から聞く
だから 政党 そのモノが必要なのか
⇒ 個としての 政治家
基本的に選挙(比例を除き)は個を選び、投票する
個としての政治家が何を賛成して、否定して、
推進するのか
それを重視するべきであり、難しいが政党排除も必要ではと思う
② 政治や社会の決定権はどうあるべきだと思いますか?
私は
→ やはり一人ひとりの有権者が決定権を持っていると思います
一人の政治家を作るにも一票からです
今回の原発事故でよくわかった事でもありますが
原発をつくるかどうか、停止後の稼働についても地方の市長や町長です
その、町長や市長は直接、選挙で選ばれる、決定権を持った
公人になります。
すでに国が決めて、政党が社会を決定する政治には
解決方法が見えていたのかも知れません
如何に、政治家の顔が見えるか
そしてその人が何をどう考えているか
投票者、候補者、それぞれの個としての役割の大切さを
感じました