宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2012年6月26日
世界初の陸上クロマグロを大谷に(6月議会質問)
2 大谷・小鹿地区まちづくりについて
まず、述べておくが
イオンのような、大型ショッピングモールは無いとして、平成29年の供用開始を目指している新ICに合わせ、
グランドデザイン案を検討してきた第三者検討協議会より、6月1日、1年間の協議結果をまとめた報告書が提出されたそうですが
① 検討状況はどのようか、またその実現に向けた課題はなにか。
どこにでも有るモノを持って来て、それで人が来る時代ではない。
スマートICが出来るが、さらにそれは人が自由に行き来できる事でもあり、
どこにでもあるものを作っては人は来ない、そればかりか、ICを利用してより魅力ある処へ人は流れ出て行くでしょう。
また、一方で、絵に描いた餅ではなく、実現性のある土地利用方針が示すことが非常に重要であると考え、当地区が
これまで農地として活用されてきた地域性も捉えると、農林水産資源を活用すべきとも考えます。
また、125haという広大な面積も踏まえると、一要素ではなく複数のコンテンツが調和したまちづくりになると思われる。
新たな展開においてはオンリーワンとなる事業であり、足を延ばして来たくなる物、事業の核となり得る、世界初の物を提案したい。
前回は世界初「メタンハイドレ―ド」の採掘に関わる、探査船地球号の誘致の話をさせて頂いたが今回はICを活用した
交流人口拡大につながる魅力ある事業として、「世界初の本マグロの陸上養殖プロジェクト」を提案します。
その理由を大きく3点
「なぜクロマグロの陸上養殖なのか」
「実現の可能性はあるのか」
「なぜ大谷・小鹿地区か」に絞ってお伝えします。
1「なぜクロマグロの陸上養殖なのか」ついては
①需要の拡大と
世界的に急激な需要拡大のもと、マグロ資源が逼迫する中で、陸上クロまぐろの養殖については非常に注目度が高い事業で有る。
②安全なマグロ
陸上養殖では地下海水を利用する事で重金属や環境ホルモン、昨今の放射能汚染と云う心配が無い、安全なマグロで有ると云うこと
③静岡市は冷凍マグロの水揚げ日本一であること
マグロの物流の実績
自由に出荷できる陸上マグロとの相乗効果
④海中のマグロの養殖場はあってもクロマグロの陸上養殖は世界初、オンリーワンの事業である事
2「実現可能性」については
①民間の事業主体(事業主体の企業)が居ること。
②研究実績
すでに取り組まれているこのプロジェクトは7年前より、静岡県と東海大学、民間企業の
協同研究が行われており、昨年2月には11kgに成長した陸上黒マグロの試食会も行われた。
そして、三浦市と共同で三崎半島の先端に産学官の協同事業展開を進める矢先に昨年の
台風15号の高潮で、工事予定地が浸水。事業化は一時ストップした状況である。
3「なぜ大谷・小鹿のまちづくりか」
①農振区域である大谷まちづくりを実現するには農水省の厚い壁がある
ショッピングモールを作る程度では実現しないが、この事業は3/4、
最大20億円の「農林水産省の補助」が出る、国のプロジェクトであること
②新聞にもあるように「食・農」を基調にする中で、周辺農作物を活かしたフードコートの建設、
それに付随し、地下海水を利用した「安全・安心」な取れたての生の本マグロが目の前で捌かれ、
周辺の野菜と一緒に食べられる6次産業における一例として考えられる。
③地域ブランド
水揚げ日本一と合わせ、新たなまちづくりにより大谷マグロのブランド化が
見込めること
④陸上本マグロの養殖に欠かせない「地下海水」
地下海水はどこでも取れるわけではなく、沿岸の砂礫層の下には、被圧地下水の下に
比重の重くなった地下海水が沈んでいると考えられます。
⑤沿岸洲があるので、それが天然の防潮堤となり、津波の危険性が少ないこと
⑥当地域は軟弱地盤であり、構造物を作るのが難しいが、地下に埋める事が出」
来るし、地震対策にもなる
⑦景観は農村風景が経持てるでしょう
⑧インターチェンジと新しい町づくりに対して、新産業の誘致としてふさわし
い事業であること
以上のことを踏まえ、私は「実現の可能性」がある「世界初の陸上クロマグロの養殖場」を
提案させて頂きますが、
②現在、検討されている土地の利用イメージはあるか、伺います
大谷小鹿まちづくりに関する要望・意見
調査対象
① 地下水規制区域の調査・支援
②大谷まちづくりで既に行われているボウリング調査を地下海水の把握
にも活用できないか
③企業誘致の一環として、対応でき得るものを検討し、積極的に働きか
けをして欲しい