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宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA

2012年10月2日

平成24年9月議会 一般質問

平成24年9月議会 宮沢圭輔一般質問
 
動画→http://www.gikaitv.net/dvl-shizuoka/2.html
をクリックし、9/25総括質問をクリック、私の名前の横にある
VODを最後にクリックして頂くと動画が見れます。
ついでの他の議員さんの質問もご覧になることができます。

以下、質問原文
[1回目]1森林林業について
「木は心身の良育に効あり」大好きであった故人が大切にされていた言葉で
す。市長、どの方か分かりますか?
田辺市長と初めてお会いしたのが、今から約4年前、全国材木組合長までお勤めになった故影山弥太郎氏のご自宅でした。
以来、何度となく木材の師として私もお話を伺ったものです。
 資料4は病床中の講演会にも必ず配られた資料です。
 ・無垢の木は音も無く、お金の請求も無く、湿度を調節し、暑さ寒さも防いでくれる天然のエアコンだとか
 ・子マウスを使った生存実験では木の部屋とコンクリートの部屋では生存率
が13倍も違う話や、地産材の材木であればこそ、大切な家を長期に渡って守られるなど、木材が持つ素晴らしき効用を教えて頂きました。

さて、地域の良育にも重要な役割を持っている山林ですが、本年より
市では森林経営計画の中で、山林全体を水源観葉林と定められました。
森林の公益的機能の現状と維持増進についてどう考えるか、伺います。

次に、外国の木材よりも、国産材の方が価格的に安いのに売れない状況下において
今年の8月ついに、だいたい60年生のヒノキの立ち木一本、1㎥の価格が1万円を割り込む、過去最低の取引価格の状況になりました。
一般に切り出しが良くても、搬出に1立米、売上1万円。
収入はゼロ。合わせて、国は搬出し利用する材のみに補助金を出すという、制度へと大幅に変更となりました。そこで伺いますが
②‐1国の制度に合わせ、市の助成制度等はどう対応してゆくのか

次に静岡SAを活用した交流人口増加策について伺います
新東名が開通、防災の拠点、交流人口の増加など関心が高まっているところでありますが、今、NEXCO中日本が注力しているのがサービスエリアです。
清水のサービスエリアでは日本初の「大型バイクがレンタルできるサービスエリア」として事業を展開しており、清水港から三保、日本平、富士山までを周遊する静岡満喫コースに日本中からバイク好きが集まって賑わいを見せております。
一方、葵区に位置する新東名静岡SAはスポーツツーリズムなどの拠点として発信してゆくことを目指しており、アウトドア専用のクラブハウス、シャワー設備も併設する予定です。
中でも豊富な地形を持った山間地を背後に持つ静岡SAを日本初のパラグライダーができるSAとして整備を検討しているところであります。
資料1はアウトドアスポーツの全国紙に取り上げられている「ダイラボウ」の記事です。
ダイラボウは「安定した海風の影響で一年中フライトが出来、ICから30分と素晴らしい立地にある」とのことで全国からも注目されております。
パラグライダーの活用は賑わいある街を目指す田辺市政の目玉のひとつとなると考えますが、いかがでしょうか。伺います。

続いて、これまでに静岡市として取り組んだパラグライダーの実績はどうか、伺います。
また、資料1はお時間のある時にお読みください。全国紙でパラグライダーと一緒に静岡おでんも宣伝されています。おでんとの相乗効果も見込めます。
04:00
次に南海トラフ巨大地震の被害想定を受けて伺います
8月29日「最大予想30万人を超える死傷者」と新聞で報道され、驚きましたが、その
①南海トラフ巨大地震による津波想定の内容とこれまでの被害想定の見解と相違について
どうなのか
②次に本年度予算がついた、これまで検討を進めてきた津波避難タワー設置に
ついて、まず、設置箇所の選定条件はどのようか
③次に、設置候補地及び選定理由をどのように進めてきたのか
伺って一回目の質問を終わります。            04:30

[2回目]森林林業について
今後、林野庁の方針では「政策目標」として「木材自給率50%を目指し、地域材の共有体制の構築や、公共建築物をはじめとした各分野での地産材の利用拡大の取り組みを支援する」とし、ここ5年で公共建築物の木造率は現状の8.3%から3倍の24%まで向上する政策目標を掲げています。
浜松市では既に出口対策として、FSC国際認証林制度を市が率先して導入し、
先の9月15,16日にも認証林の全国サミットを浜松市内で開催するなど、天竜木材としてのブランド化にいち早く取り組み、成果を挙げております。
静岡市でも地元山林事業者からオクシズ材としてのブランド化を推進する声もあがっておりますが、
市産材の需要拡大に向け、静岡市として、どのような対策を実施してゆくのか伺います。

次に静岡SAに隣接する用地について伺います。
資料2をご覧下さい。
静岡SAのすぐ脇、写真内で云うと③、この用地に関して伺います。
①これまでの用地に関する経緯と現状を教えてください。
②ふわっと体験と云って、パラグライダーの体験を誰もが簡単に誰もが楽しめ
る手法があります。朝霧高原の人数を参考に、ここ③の用地でふわっと体験をすると、民間試算では当初年度に2万人の利用を見込んでおります。
市が平地として管理しても、管理費はかかるわけで、交流人口の増加を目指す施策の一つとして、パラグライダーの体験用地として、静岡SA横にある③の用地を期間限定でも借用することはできないか、伺います。

③次に民間の感覚では資産を寝かせることが一番の損失と考えますが、
当該用地の将来的な展望について、どのように考えているか、伺います。

(1)津波避難タワー設置について
④3億円の予算計上してある津波避難タワーですが、今年度のスケジュールにつ
いて
⑤そして、新たな想定が国から示された訳ですが、次年度以降の整備計画につ
いてどのようか、伺います

(2)続いて、大規模災害対策社会実験について伺います
お手元の資料3をご覧ください。
これは、静岡県が指定している緊急輸送路の経路です。
私の地元駿河区では1次緊急輸送路として指定されているのが、沿岸部の150号線のみ。少しの地震や台風で通行止めになることは駿河区民ならみんな知っています。
津波が来たら、緊急支援物資を遠方からどのように運ぶ予定だったのでしょうか。緊急輸送路として、南北ルートが一切想定されていないのが現状であり、今回の国土交通省による防災への取り組みには大いに期待しているところであります
そこで伺いますが、
①実験の目的と実験箇所の選定理由は何か
②県道山脇線ではどのような検証を予定しているか

【3回目】意見要望を述べます。 
3点、森林林業では
そろそろ本気で静岡市の山林をどうしてゆくのか考えないと手遅れになる。
①静岡市地産材のブランド化
②市独自で林業から工務店、利用者へのサプライチェーンの構築。
③水源税も視野に入れた水源涵養林へのインセンティブ
今は、これまでのように歩かないでもGPSを利用すれば、10mメッシュで山林の状態がわかります
ドイツでは水源涵養機能が満たない山林には課税を課しており、本市でも、
これからは自然林に戻すことも視野に入れながら、水源涵養林を維持してい
る山林地主とそうでない地主との区別化をする為にもこの施策が必要です。

パラグライダーに関して
一度タンデム飛行の準備をしますので、市長、日程調整を宜しくおねがいします。とにかく、日本初。どこでもあるものはもう、いらんのです。
民間を活用した固定概念に囚われない、大胆な手法をやりましょう。

津波避難タワーの選定については、公正に用地も判断して頂いたようで、うれしく思います。私も出来る応援はしますので、できるだけ早期の完成を望みます。
社会実験では、公共の建物だけでなく、道路や橋など幅広い観点から緊急避難地として利用できないか、早期の検討を進めてほしい
最後に、大規模社会実験では新東名から東静岡駅、平成29年開通予定の現東名スマートIC、静岡大学、海岸部住宅地とつなぐ、非常に重要なラインとなる事が予想され、選ばれたのが下大谷線です。
駿河区民の「命の道」として、早急に下大谷線の整備を求め、以上で私の質問とさせて頂きます。

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