宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2013年3月14日
静岡市議会議員 一期4年間の取り組み抜粋
宮沢圭輔市議会議員の4年間の歩み
5つの視点と取り組みの結果
・今の時代にあった(制度や仕組み)に変える
・静岡から世界初の取り組みを
・東日本大震災と地域防災
・欠かせない自然環境とエネルギー
・行政の監視役として
今の時代にあった(制度や仕組み)に変える
「原発県民投票静岡」 中部事務局長として(2012・3~現在)
福島原発の事故を見てもわかるように、原発は一度事故が起きればそこに
住む地域へ甚大なる被害を及ぼします。
原発立地県に住む、私たちは無関心ではいけません。
原発県民投票静岡は県民が地域のエネルギーや将来を自ら考え、選択し、
責任をもって決定するプロセスが重要であると考えて実行しました。
また、世界では当たり前のように行われている住民投票。
しかし、静岡県自治行政課の指導の下で作った条例案は「18齢という年齢
(国民投票法で18歳と定義)や6ヶ月という期間(11年前の空港県民投票では
3ヶ月で可能/当時の県議会答弁)、また県や行政側の都合で条例案を不備」
として、指導した県側が発表。
議会では条例案に不備があり否決、県知事は言葉だけの賛意となりました。
県民はしっかりと彼ら(知事・県議)の行動をこれからも注視してゆくでしょう。
いつの日か、住民が投票を通じて、もっと自由に意見を伝えられる社会にしたい。
「道路制度」の見直し (2012・9月議会都市建設委員会にて)
農道でも林道でも都市計画道路(街中)でも、道路は道路。
所管課も別れ、効率的に維持管理できるよう要望。
平成25年度には効率化を測り、所管課の再編に向かう。
「エガコウヤ」 (2010・6~2011・3)
紺屋町商店街地下街の壁面アート。
補助金を使わずに商店街を活性化するため、地元子どもたちによる
静岡市最大のぬりえ壁面アート「エガコウヤプロジェクト」が実施。
イラストレターのロッソ氏を始め、多くのデザイン関係者が実現に。
「緑化マニュアル」 (2011・8~現在)
街路樹が最近変わったと思いませんか。
街路樹の管理方法も決まっていなければ、道路ごとの台帳もなく、
これまでは高額の維持管理費を拠出。
維持管理の適正な手法を定めた「緑化マニュアル」策定に向けて進んでおります。
「安倍川の松」 (2012・2~現在)
国土交通省は河川敷の松を表着物(勝手に生えているもの)と定義。
平成16年より、住民からの要望で粗悪な剪定により、樹齢200年の
黒松はヤシの木みたいな松へ。いよいよ、付近にある56本の松を全て
伐採されるところ、一旦作業を中止し、樹木医協会の調査を依頼。
危険性の高い松のみ伐採の方向へ。合わせて、この事例をもとに全国での
河川敷における樹木の管理見直しへとつながりました。
静岡から世界初の取り組みを
大谷地区 (2011~現在)
125haの市街地に囲まれた市内唯一の農地。
一部地権者には大型ショッピングモール建設を望む中、私は市へ
新産業を中心とした新たなまちづくりを提案。(市の方針も同様)
その目玉が、陸上クロマグロの養殖場。東海大学と地元企業が
実証実験を重ね、実用化に。地下海水が安定的に取れる大谷、
世界初の取り組みをこの地からと実現に向けて進んでおります。
新東名サービスエリアは (2012・9月議会本会議一般質問にて)
日本初「パラグライダーが体験できるサービスエリアへ」
議会で市長も賛意を示し、現在はNEXCO中日本とパラグライダー団体
と調整し、実現に向けて進行中。静岡SAから北へ15分のダイラボウ
ポイントは静岡県を一望する景観とフライトにおいても日本有数の
ポテンシャルを誇ります。
清水には (2011・9月本会議にて)
「世界初メタンハイドレート(駿河湾沖に眠る国内消費100年分の
天然ガス)の海底採掘を行う海洋探査船「ちきゅう号」(南海トラフの
地震メカニズムも調査)の清水港を支援母港としては」と提案。
議会質問後、議会や各種団体が誘致に向けて動き出しました。
東日本大震災と地域における防災対策
東日本大震災後は1週間後に現地入りし、何度となくボランティアと
調査を重ね、現場での経験を活かし、数々の施策を提言しました。(2011・3・11以降現場へ)
・自分たちが守る地域の防災会議を立ち上げ、各町内でDIGを実施
(2011・5~2012・3)
・現地で人名を救ったDIGの導入を議会提案で市へ導入(2011・5~2012・3)
・町内ごとに防災マップを配布 (2012・3月議会本会議にて)
・それを議会で活かし、久能地区においては緊急時ヘリ離着陸所の設置が実現
(2012・3月議会本会議にて)
地震対策として
・浜川護岸の耐震性を指摘、平成25年度に予算化予定(2012・2/2012・9月議会質問)
・市内には25%に上る耐震基準に満たない一般住宅への耐震指導の実施
・津波緊急時に必用な箇所への津波避難タワーの設置を要求(2012・2本会議にて)
・下島、西島、清水区に設置が決定 (2012・9本会議にて答弁、2012年度着工)
・ みどりの防潮堤計画を推進、広域処理の問題点を指摘(2012・6)
南相馬桜井市長、牧之原西原市長を迎えてのシンポジウム(2012・11)
その他災害対応
・台風15号で床下浸水した西島地区への対応を要望(2011・9月本会議質問)
⇒浜川護岸のかさ上げ、排水ポンプの設置(2012・4~現在)
・150線、中島の騒音対策を住民と協議(2010・5)
⇒吸音パネルや防音壁を設置。
中島小へ通う子どもの通学路の安全確保(2011・6)
欠かせない自然環境とエネルギー
○自然環境の啓発
20年前に林業家が激減し、安倍川は毎年瀬切れ(水が枯れる)が
起き、鮎は毎年、何万匹と死に、海では磯焼け(海藻が壊滅)、貴重な
海洋資源は半分にまでなってしまった。
静岡市に全て収まる一級河川である安倍川の河口から源流までを歩いて
調査し、現状をまとめたDVD「一滴のしずく」を作成し、上映会、販売しています。
(2010・10)
○命の源である山林
山林保護・木材利用の促進に関する数々の政策提言をおこなっております。
(2009・6~現在)
○ムダをなくす省エネ
新エネルギー、省エネ設備の導入を当初から提案(2009・6~)
⇒3・11後にはやっとでエネルギーの見える化が導入。
市庁舎だけで25%の節電に成功しています。
○原発・エネルギー
・原発震災を防ぐ全国署名連絡会 事務局次長(2011~現在)
⇒牧野経済産業副大臣に100万人の署名を会として提出
・県議、市議を交えた「原発・新エネルギー検討勉強会」立ち上げ 事務局(2012・3~現在)
⇒ これまでに7回開催。多くの県議、市議が参加
・行政の監視役として
・清掃公社の不正を指摘 (2009・6)
清掃公社が市から事業落札を落札する時の入札率は100%。
ほぼ市の事業でありながら多い時で毎年1億円近くが内部留保される
など不透明な支出と同時に外郭団体へ流れる市職員の天下り等を指摘。
⇒その後は決算時において不要額として内部留保される金額はほぼ無くなった。
・清水市民文化会館マリナートの水増し工事を指摘(2009・6生活文化環境委員会にて)
3ヶ月で建設資金が60億から90億。一社の入札に疑問を投げる。
二重行政、県市のアリーナ(2010・2)
静岡県がアリーナにも似た機能を持たせる草薙体育館のリニューアルを
進める中で市は東静岡にアリーナ建設を実行するところ、二重行政の無駄であることを指摘。
⇒建設中止に。
約2億円に上る不適正経理を指摘(2010・2)
補助金の流用で台帳がない備品も発覚。
⇒再発防止策を実施し、本年(平成24年)はゼロに。
5年で1.5倍(2011・総務員会にて)残業費用に生活保護費。
また、毎年増え続ける借金(静岡市債務6400億円)とそれに支払う高額な
金利負担。総務委員会委員になり市の運営を指摘、改善を要望。