宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2012年10月12日
「県民投票」「条例案不備問題」について
県民投票について
半年にわたる、浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例制定に向けた
署名活動及び、条例制定活動は昨日の県議会本会において否決されました。
これまで本当に多くの方に、署名や多大な資金的にも支援を頂き、
県民投票条例の制定を信じ活動を続けて参りましたが、
ひとこと
力不足で、多くの方の思いに答えられず、本当に申し訳ありませんでした。
しかし、鈴木代表を始め、事務局や各地で署名を集めた皆さんが昼夜、
寝る間を惜しんで、「市民が決める」と心をひとつに署名集めに奔走し
た行動は新たな社会へのきっかけになったと確信しております。
この活動を通じて出会うことができた皆様との出会いは、私にとってかけが
えのない宝物となりました。
今はまだ、社会を大きく変えるには力が及びませんでしたが、意を新たに、
皆さんと共に「次世代へ責任ある社会人として胸を張って継承できる社会」
を作って行きたいと思います。今後ともどうか、宜しくお願い致します。
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【2】 条例案不備問題についての説明
条例案に対して「不備がなぜわからなかったのか」
「不備を訂正して、再度署名を集めたらどうか」との意見が
ありますのでこの点だけについて、説明をさせて頂きます。
「直接請求制度の概要」(条例の制定・改廃請求)
静岡県経営管理部自治行政課
3ページ目、条例の制定(改廃)請求の提出・証明書の申請
には、以下のように記載されております。
(1)提出・証明書
「条例の制定案は法制執務的観点からみて、完全である必要はなく、
立法技術上の多少の不備は問われず、形式が一応に整備されていれば
足りると解されている。なお、不完全な場合には、長の意見をも勘案
して議会において修正すれば足りる。」とある。
このように記載されておりながら、発行元である自治行政課から県議会、
知事に至るまでの、終始徹底した「不備」、イコール県民投票を求める
市民団体側の落ち度として広報され、議会での知事、議員の発言は不備を
根拠とする入口論で県民の民意を打ち消す対応でありました。
条例請求を求めた県民の行為に対して、
「完全である必要はなく、立法技術上の多少の不備は問われず」(上記)を
もし、知りながら自治行政課と知事が条例案の「不備」を理由に市民団体
側を非難したのであれば極めて悪質な行為であります。
また、そのことすら知らないで述べていたのであれば、政治家として明らかに
不勉強であります。
その上で、賛意を示した川勝知事は今後どうするのか。
政治家として、賛意を示し、県民投票を望むのならば条例提案権を持つ
知事から、実施可能な県民投票条例案を12月議会にでも提出すること
私は期待します。
一方、条例案に対して修正を実施し、議会に修正案を提案した県議会
議員については高く評価し、職務を真摯に実施された姿は忘れません。
皆さん、もう一度前回の県議会議員選挙で誰に投票したか思い出して
ください。また、今回の事で応援した議員がどのような対応だったのか
しっかり見ていて下さい。
一時の選挙というバーゲンセール期間だけで、間違った買い物をしない
ように、県民我々の責任でもあるだと改めて反省を致しました