宮沢けいすけ KEISUKE MIYAZAWA
2014年2月26日
駿河区、最大の津波被害想定区域の地震・津波対策
駿河区、最大の津波被害想定区域 地震・津波対策
―2級河川浜川(ハード事業編)-
駿河区の津波浸水区域を見ると三方を川に囲まれ、最も高い津波が押し寄せると想定されている地域がある。それが、駿河区にある下島南町内会だ。
実は私が生まれ育った土地でもあり、赤ん坊の頃から面倒を見てもらっている方々が今もたくさん住んでいる。
非常に閑静な住宅地で子どもが安心して路上で遊ぶこともできるし、公園も200世帯の中に3つもあるという後進開発区域ならではのいい住宅地。
しかし、3・11以降住民の心休まることはない日が続いている。なぜなら、静岡県の第3次、第4次被害想定で共に最大道路の高さから4mもの津波が押し寄せると想定されているからです。
その理由は地形にある。浜かわという駿河湾に続く河川と道成寺川とに挟まれている地形であり、想定では津波が河川を遡上して押し寄せ、被害をもたらすという想定です。
そこで、ソフト事業と同時にこれまで最低限の人命の保護の為に、ハード対策を要望してきた。
昨年には津波避難タワーが完成した。この津波避難タワーは来ら逃げる事業。
そもそも、問題である津波の遡上についても問題点を指摘し、対策がいよいよ取られることになった。
問題点とは、まず現在の公共耐震基準に水門・護岸が満たないということ
次に、津波の遡上時に対して、どのような対策が考えられるかである。
そこで、以上の2点について、次年度より事業が進む事になりました。
一、浜川水門及び護岸等の耐震対策の早期実現
⇒ 資料「Ⅲ 生活環境 3地震・水害などの災害に強いまちづくりの推進」
平成26年2月議会、次年度予算化 : 予算計上 170,000千円
※ 次年度より設計終了後、耐震工事に取り掛かることに。
一、浜川への津波遡上対策、周辺への津波浸水対策の早期実現
⇒ 資料「3主要事業のポイント ①津波対策 4 移譲河川維持管理事業
平成25年9月補正予算で議決 予算計上: 15,000 千円
※ 結果が出次第、早急に津波対策へと事業化となります。
平成23年度9月度本会議質問依頼、地元の皆さん、市河川課職員のみなさんのおかげで、着実に浜かわの地震・津波対策が進められています。今後も、現場に足を運び、必要な対策を迅速に進めるように努力を惜しまず取り組みます。