Category Archive: 活動報告

木曜日、金曜日の意見交換について

・久能の活性化と土地評価額について

・街にみどりを増やす会
 11月27日設立総会、2月9日の講演会について
  呼び掛け団体が凄い  

・林業政策
 来年度より大転換を図る林業政策
 それについての行政と林業家との調整について
 
・大谷まち作り
 5万坪の調整区域の市街化編入に対して、地元の問題点と課題

・平成29年度スマートICの開設について

・下大谷線
 第一工区完成の延期と第2工区、15,000台の車両が出る
 スマートICへの対応策

・浜川堤防について
 浜川水門は津波対策が取れているとして、海岸から水門までの
 堤防が津波対策が行われているか、耐震基準の改正との関係性

・七間町水道局庁舎の建設について

・西島の水害について
 昨日も新聞で取り上げられていた70cmにもなる床下浸水 
 その後の調査からわかったこと
 
・各種報告書の作成

いろいろな憶測が考えられる

朝ズバ! で、今日の東京新聞一面が
紹介されました。実際は一面トップと、社会面に詳細が出ました。
「首都圏壊滅の危機感 菅前首相に聞く」
もんじゅ再開や核燃サイクルの再検討すべきとも。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011090690070913.html?ref=rank

みのもんたのコメント
「そんなに危険な状況だったら
『危険ではありません』と繰り返していたのはなぜだろう?」

さらにこんな記事も
「国内原発「将来ゼロに」 鉢呂経産相 中部電の新設否定」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011090602000047.html

「一滴の雫」安倍川の源流を訪ねて ―安倍川トレイルvo3―

「一滴の雫」安倍川の源流を訪ねて ―安倍川トレイルvo3― 

今年で3年目。
今年度のガイドには静岡林業研究会代表の鈴木英元氏。

山の自然、林業の仕組みについて散策しながら
興味部深いお話をしてくれます。

森林に手を入れない真っ暗な保水力のない砂漠化した山と
間伐が行われているみどりと光、水にあふれた山を観ながら
安倍峠にある安倍川源流の一滴を観に行きます。

安倍の大滝に打たれる修業は毎年の恒例に。
帰りに梅が島温泉にも寄れます

   日時/9月19日 8時30分から15時半終了予定
   場所/集合梅が島温泉街駐車場(道路の一番奥にあります)
   持ち物/弁当、水筒、歩ける靴と自然を感じる心
   参加費/無料(温泉や食事は実費))
   フリーイベントなので全て自己責任でお願いします

   参加申し込みは宮沢までメールにて連絡ください

   mail:miyazawakeisuke30@yahoo.co.jp (宮沢圭輔)

塩坂先生と行く―「地震と地質を学ぶツアー」 参加者募集!!

塩坂先生と行く―「地震と地質を学ぶツアー」―9月23日
  詳細は添付ファイルのスローライフ掲載記事をご覧ください

福島県郡山市議に当選

先週、応援に行きました
滝田はるなさん   3975票 で 1位当選でした

1年前に話に行って、選挙に出る一つのきっかになって
見事当選。

ほとんどお手伝いは出来なかったけれど
嬉しいですね

これからも若い人、新しい人が政治や街づくりに
チャレンジできる環境をつくって行きたいです

9月3日、4日の土曜、日曜

9月4日は 静岡大学同窓会役員会 
     僭越ながら数名選出された副支部長の中のひとりになりました
     静岡大学関係者の皆様に恩返し、できるように尽力します

9月3日、4日は 富士宮のYMCAへ
    賑栄い塾に出席 
    全国から大学の名誉教授、学長、セラピスト、教祖
    福祉関係、自治体関係者、福島原発からの避難者などなど
    幅広い方々が集まって一泊しながら交流を深める場に
    呼んで頂き、僭越にも時間を頂き話をさせて頂きました
 
    貴重な体験と素晴らしい出会いに感謝です

   
 その中で
今、明治維新後の第3の転換期を迎えていると話をさせて頂きました
戦争の時期、敗戦後は経済至上主義、そして3・11

意見交換の中で

・・・・・・・・・
今、私たちが何を求め、何に豊かさの視点を置くか
この3つが大切ではないか
・「調和」  全てのものに意思がある
・「囚われない」
・今、ここに生きる 

・・・・・・・・
宗教=囚われる と思われていが

「空間に線を引いてはいけない
 線を引いた一方に悲しみが生まれるのである」

宣教師は線を引く仕事をする

宣伝師は囚われない 宣教しない 
忍耐、言霊を武器とした
         
「言霊の持っている力は、その人の精神力の現れである」

根を張った環境
地域の環境を変えてゆくには哲学が必要であり
自然感を取り戻すことである

・・・・・・・・・・・・
この世の不思議
想念が根源にある

両目を開いて考える
社会を良くするには 一人ひとりがやることで
一人ひとりが宣伝師になることが大切である

・・・・・・・・・・
やさしさが神である
昔からの言い伝えで
「ひとは神の子、神の宮」
みんなを大切にしよう

ひとはガイアの生き物
もともとひとつだと考えられたら、
全てが神であれば汚染は出来なくなる

・・・・・・・・・・・・・・
神とは 「ぼうず」だと云われる

「結うに結わえず、ぞくに梳かれず」と称される

結おうにも結わえず、梳かしようにもない
その探求こそが対話となる 

・・・・・

何か今、大切なモノを忘れてしまっているような気がしてならない

VISIONs報告 4:【コミュニティーデザイン~状況はまだまだ好転させられる】

4:【コミュニティーデザイン~状況はまだまだ好転させられる】
山崎亮((株)studio-L代表)
http://www.studio-l.org/

(講演メモ)
「都市部のコミュニティデザイン」と「離島や地域に持っていったらどうなる?」の2点を説明します。

・「公共空間をつかいこなす人たち 2003年」
ヤクルトおばちゃん― 勝手に銀行がしまった前に陣取り店を開く
どこからともなく人があつまる。
街の活用を読み取る能力を持っているひとです。
ヤクルトおばちゃんは10m周囲を最後に掃除して帰る
もし20mごとにいたら町はきれいになり、またテーマが分かれていれば、そのはなしを聞きにみんなが家からでるきっかけになる
写真)銀行が移転したそのあとは
自動販売機、自動販売機 手動販売機(ヤクルトのおばあちゃん)自動販売機 と販売機の間に陣取り販売。

・鉄道会社が沿道を緑にするとお金がかかる
もし、鉄道会社が1m沿道を利用していいとすれば・・。
写真)このおじさんのように勝手に樹木の手入れをすると
車窓はゆたかになる
・公共の土地(植木の植樹個所の一部)を使って、野菜をつくる 
沿道を楽しませながら まちを楽しくする

・有馬富士公園
公園は一般に5年経たずにさみしくなる
だからパークマネージメントを取り入れた、整備、計画も終わった後だったが運営計画を依頼された。 
ディズニ―ランドと通常の公園との違い
キャストがいるかいないか、キャストを初めておいた
50団体に誘ってまわった 
「困っている事はなんですか?」
キャストに自分だけでなく、みんながやってくれることをお願いした
親子はそんな無料のプログラムがあれば参加したくなる
双眼鏡、こどもが感動してキャストのおっちゃんもうれしい
来週くるわで、つながり、友達、チームになる
キャストと来園者が入れ換わる
来場者、41万人でオープンし、69万人まで来園
月に一度が毎月
21団体から70団体へ

・延岡駅周辺整備プロジェクト(宮崎県)
人を呼ぶのは人である
プログラムへの参加、市長に提案。
有馬富士公園、同じ広さを商店街に利用。
デジタルサイネ―ジを利用してどこで何をしているのか
60の団体に 駅前で何かできないか

今年になってどこでだれが何を行うのか
年に何回できるのか
今は123団体になって、今ワークショップをしている
★ 連携会議で利用できないか

人肌ぬごうぜとなっている
散歩するだけでコミュ二ティができる

いえしまプロジェクト 2002年
淡路島と小豆島の間
探られる島 (行政に頼まれない)
30人だけが島を探られる
27000円 以前、北海道は「試されるしま」
発信したら来る

5年続けて

家の中にあるものが外に出る
これこそが大阪からいってみたい要素である
あんたらなんでそんな恥ずかしい写真を  

外の人が面白いことと、島のヒトとは違う
そこに気が付いて そのままの素が出る
おもしろいおばちゃんをみにくるひとが増えた

2007年 NPOをしまのひとから作りたいから
特産品を開発し始めた
余っている魚を捨てている  流通では
安く買い上げて、味付けをして 売る
利益でタクシーを走らせる、広報をつくる

それぞれの奥さんがさんか (漁師の奥さん、)

助成金を取って視察、あまったお金でTシャツをつくった
大阪のカフェで若い人に健康的なモノを食べさせてる

デザイン、どういうおばちゃんが作っているか
まさに徳産品をつくって売る

外国人を呼ぶ
いえしまコンシェルジュ 今年で8年目 

「さぐられるしまPJ」 
今、主体は島の人に

志きたさん
 
★デザインが持つ役割

そうは簡単に行かない
行政はどうか?前例のなさを云われる どのようにうまく付き合うのか
熱い行政マンをどのように巻き込むか
本当はやりたかったとう気持をファシリテートする

長い間、できないとしてきたものを一緒に乗り越えてゆけるように

行政マンは貝と同じ
つつけばしまる つついても変わらない
一緒に内部の事を進めてゆかなければならない 
そうすれば予算を組めるのか 

5年間兵庫県庁で働いたこともある
一緒に肩組んでやることが大切 

初対面の人に対して どのように間口を開くか

Yes and という受け答えが必用
箱物が必用だよね、美術館必用 いいですね アート、 いいですね
自然もいいですね、 じゃあ森の美術館はどうですか

形態の変換みたいなもの

結果、それをやりたかったんですよ

主体を明確にする、親分がいる
順番はどうでもいいのに、たてなければならない 
心理学 コンステレーション 人間関係における 

地域のボスはみんなに対して強いか
人間関係を読み取る 幾つか アイスブレイク 人がどのような関係性になるか
どのように、だれと組めばいいのか 

外の人間に振られる どう思いますかを 地域の人に入れる
ワークショップの場で行う

地方活性化するのは 人をつなげる
予算を大きく組んでも 無くなればなくなる
予算がつけば住民がお客さんになる
人との関係を作り、本人たちが活動したい舞台をつくる

成果がでるのは 先になる
懐疑心、疑問、 この助走期間をどうするか?

小さな成功は必用 テスト 
上向きにする、失敗を繰り返すように

会議をしても意見が出ない
会議の代わりにワークショップ、出る杭は打たれる 
自分たちが出る杭になるべき
実は島の人がやりたいことを組んでいる事が重要
よそ者が提案 ある種のエリアを使って 一番やりたかったひとを表明

若者へ、熱くなってもいいんだ
さめているわけではない、いつなるか、正当にあつくなってよいというデザインをつくる事が重要です
東北の震災も不幸にもなっている。
地域でも 延岡の駅前を みんなでやろう
本当に熱くなれば街が変わる事がわかれば ひとはなる
良質な理由をデザインすること

時間、タイムスパン?
目標をする 1年目はヒヤリング程度
2年目でチームをつくる
3年目で主体的に動けるように
5年で

何がお金になるのか?
結果的にお金になった
はじめはワークショップをファシリテート 一回行って数万円
ワークショップ型から応用になって 仕事に繋がった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<静岡市にどう活かすか>

4:【コミュニティーデザイン~状況はまだまだ好転させられる】
山崎亮((株)studio-L代表)
1:地域の公共空間をうまく住民につかってもらうこと
2:人があつまる仕組みとしての「キャストの存在」
3:キャストと来場者が入れ替わる 
4:デジタルサイネ―ジ駅前プロジェクト 人は人が集める
  散歩するだけでコミュ二ティが出来る
5:探られる島 外の人が面白い事と中では違う
6:行政との連携
7:yes andの受け答え、形態の転換 手法
8:人間関係のアイスブレイク
9:地方の活性化は人をつなげる事
  大きく予算を組んだところでお客さん(住民)無くなれば居なくなる
10:会議の代わりにワークショップ
11:あつくなっていい、デザインをつくること
   良質な理由をデザインをすること

□なにか作ったから人が来るという箱物思考は終わりを迎えている
 
 人が人を呼び込む仕組み、良質なデザインとストーリーを作る必用がある。また、そこにいる人間にはわからない、そとから見た面白いアイテムもある。

キャスト、迎えいれるという考えは非常に良い。
今そこにある公共空間をヤクルトおばちゃんのように利用できる良質な理由をデザインしてみたい。
 とくに、紺屋町商店街日本一プロジェクト第2段として、各種団体に呼び掛けてアイデアを出し合い、行けば何かが待っている、そんな取り組みを開始したい。
 そのさいに、人のアイスブレイクとyes and 、形態の転換を忘れずに実施したい。

VISIONs 報告3【本気の有機農業で、年収9000万円!】

【本気の有機農業で、年収9000万円!】
浦部真弓((有)古代米浦部農園取締役)
http://www3.ocn.ne.jp/~oriza/

(講演メモ)
「本気の有機農業で年収9000万円」浦部真弓

元、東京都の職員、現在古代米浦部農園主。
32歳でベイチェット病を発病し、40歳まで安定した県職にしがみつき、失明の危機に。ストレスを無くすために仕事を辞めて田舎に行った。住まいを確保するために、科学物質過敏症、体が受け付ける地に越すことであった。青汁で失明を防ぎ、夫は生活費を稼ぐために東京に通いながら妻の食事を作るために有機野菜を作った。
主人の実家の農業を継ぐ者がいない、そこに帰って取り組み出したのである。農機具は古く、軽トラックも買えない。
仕事から帰って、主人も夜しか農業ができない
野菜は経済的に出来ないので米しかできなかった

農協のカントリーエレベーターに入れれば有機米も関係なくなってしまうので、精米機、田植え機、冷蔵庫などを購。かなりの投資になった。
いろんな機会は全部お金。必用なモノ以外を売りに出した。
それが始まりであった。
自然食のブックリストに有機で栽培した古代米等を掲載
今は7aから24haになったが、必要以上、余分に作らなかったので当時は大変ではなかった。
今、5kgで4200円で販売している。
経費だけであれば2800円で良かったが、それに人件費を入れた
人件費は公務員賃金一人当たりの賃金700万円からはじき出した
夫婦二人で最低限の収入、米と大豆、麦、最大限で5ha
それに関わる機械経費、それらを賄う事が出来るのが4200円という計算になる。

「いまどき米で金が返せるか」農業信金に金を借りるときに云われた
だから一切を農協に頼らすに、それを賄う金額として現在の金額にした

10年間で3000人の顧客、そして7haまで拡大
もう一式増やす必用がある 
一タンで普通は7俵、ここは古代米で5~6俵収穫する(ふつうは3俵)
東京、農業で全力投球していた主人(東京都職員で税務担当)

今は所得税で700万円を払うまでになった
夫は夜中の農業、21時に畑、4時まで草取り、おにぎりを持って東京へ
この生活を13年やった
妻は農業をやりだし、結果、二人とも健康になった
初めは病から自殺する思いで仕事に取り組んだ、汗が出て、代謝が良くなり健康になった。花粉症が出なくなり、病気が治る、食事で治るという認識が20年前までなかったが確立した。

体質によって米も違う。
血圧が高いと黒米、アトピーや花粉、化学物質は赤米
陰性の米を嫌がる、陰は黒米。陽は赤米。
品質改良をすればするほど変わる
アサムラサキは年々食べても体調は改善さればいが、赤米は3カ月で血圧が下がる。
これまで大規模化していって、同じものを作ることで多様化を無くした
から食事による効果も無くなってゆく。

どんなに手がかかっても消費者が求めればいい
有機はホビー的農業という行政側、行政、農協、みんな助けてくれない、自分たちで戦った。
食管法・・地域や農協とのトラブルがなくなった

夫が仕事を辞めると、その思いが農業へ、子どもも巣立ち、規模拡大ってどうなのか話し合い、そこで研修生の受け入れをおこなった。
それまでの10年間は行政や地域とのかかわりが増えた
農業のネックは、農業者になるという事が最大のネックである。
一旦なってしまえば、農地も借りる、国からの手厚い補助を受けられる
農家指定になるには50aの土地も必要である。
研修生の中には今、宅地で農業をやっている人もいる。

そして今、耕作放棄地区を借りて、研修後に利用できるようにした
農地は資産という認識があり、大地主と小作農という流れから農地を分配したが60年後、土地を持たない大規模経営者と土地を持つ非農業者
つかわなくなっても資産なので手放さない

新規参入の最大のネックである

耕作放棄地、農地を国が管理し、機材(乾燥機、土間、農機具)を
貸してほしい。そうすれば新規就農ができる。
今は農業に新規参入するに3000万円、4000万円の借金を抱える
事になる。
今、自立した研修生には売れなければうちが買い取る、買い支えている間に自分で自立できるようにしている。

今、若い子は怒らない
どうして 
指導センターの所長「なんで契約したいんだ、闇でいいじゃないか」
おかしいと云い、センターの人間は変わったが、いずれも農地を手に入れる事がない

農家の子が、来る事がなくなった
60代と云われる若手、70代が一般
畑は何とか一人でもできる。田んぼは一人ではできない
やめてゆく人が増えれば、水利費を払えない、水田を残すには地元に根づいて水田をみんなが続けてくれなければならない。

しずおか ながくらせいばく 
セシウム137 5.8ベクレル ヨウ素は検出されなかった
日本の500ベクレルは高い
10ベクレルは同意を得ている数値であるが、研修生を育てて放り出す事が出来ない、私たちのがんばってもあと10年。

30年と云うスパンで物事を見た際に20代でやるべき

輪作することで雑草を抑えている

ポット田植えをしている
農業は非常に高度な技術者集団 細かい仕事はできない
10年すればプロになる プロの所でプロの技を磨くこと

腰が据わらない 根性が据わらない 体が出来ると精神ができる

国は大規模農業を推進しているが
5haで全国で食べてゆける仕組みをつくるべき
産業で最初からおわりまである仕事はどれほどあるか
農業は最終の販売まで、さいごまでお金にする権利を留保している

人間が経費になっている事も忘れてはいけない
農業と云う産業の場だけは、人間らしい仕事を残してゆきたい

福島第一原発の事故は認識していただけに
現在のあり方を考えてゆかなければならない
賄いもない、食事指導を全部やる 
クローン病になった千葉大の院生 かれは2年で見違えるようになった
股関節の硬さは生命力のつよさ
そのためにプロの整体師、マクロビオテックの資格
体調管理もする 
自分自身の暮らしを変えてゆく、決心がなければならない。

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<静岡市でどう活かすか>
【本気の有機農業で、年収9000万円!】
浦部真弓((有)古代米浦部農園取締役)
1:農業も人件費を販売価格に入れるという考えを持つべき
2:古代米と云う単価の高い農産物
3:病気は食生活で治る、であれば薬を飲まずにおいしい食がいい
4:どんなに手がかかっても消費者が求める物を作る
5:農業への参入障壁
  農業者となれる資格の改正と新規就農者への支援制度
6:土地を資産ではなく、地域の資源として捉える必用がある
7:高齢化による水田管理者の減少(単独では水利費が払えない)
8:放射能の問題
9:プロの技術者としての農業家
10:5haで食べてゆける農業の仕組みが必用
 
 消費者が求めているモノを作り、人件費を入れて5ha規模の農地でも食べてゆける仕組みと、農業の取り組みをすること。
 それには20代から始め、10年でプロの技術者となる必用もある。
しかし、新規参入の障壁に対しては農家資格と農地の利用について規制改革の必要性がある。
 薬に頼る生活から食で病を治すという取り組みも、支援できるのでは
 ないかと考える。この事例は、努力の賜物であった。頑張れば農業でも年収9000万円を取れるということを広める事も重要である

VISIONs研修報告 2:【ジビエで光る地域の宝】

【ジビエで光る地域の宝】
藤木徳彦(「オーベルジュ・エスポワール」オーナーシェフ)
http://www.wide-suwa.com/espoir/

(講演メモ)
ジビエとは、山の恵み。
猟期が始まってから現地で、地産地消のみで鳥獣を仕入れている
130席の店内、冬場は地のものです。

当初、地元で野菜も買いたかった。
しかし、長野のモノは流通を通じて県外のものがはいる
目の前にあるにも関わらず仕入れられない
やむを得ず外から仕入れた
お客は「こんなものであれば東京で食べられる」と云われた

それから農家を回り出した
農家に行って自分をわかってもらって、心とのつながりを作ることに専念。いままでは安い、高いの判断で業者に持って来いと言っていた

農家も個人では売買しない
そこでも流通は農協が中心であった
だから農家に売ってくれるようにまわった

次に畑をみると
出荷用の畑と農家用の畑が分かれていた
出荷用の畑は農薬とコンクリートの土
農家のおばあちゃんは「これは見た目だけで、毒だよ」といった
いくら地産地消でも毒であればだめ
モンシロチョウが舞い、きれいな健康は野菜は家族のものだと教えられた

今は、季節のモノ
天然きのこ(夏きのこ)、ふつうに仕入れるとkg8000円のきのこを蹴飛ばしていたが今は教えて4000円になった
冬、モノがなくて鉄砲をする事を聞いて、信州ジビエを始めた

長野は貧しかった 野沢菜の根を食べる習慣もある。
冬は特に食べるものがなかった。

また、猟が始まって鳥獣は捕れるが、野生獣肉の流通もない
しかも思い入れが入り、なかなか取れなかった、犬が殺されて、シシ一頭100万となる。
猟師さんとの人間関係をつくるまで、相当なお金を使いました
冬も商売が成り立つようになって2004年、県との仕事をするようになった
長野では冬場アルバイトに行った方が商売になると考えられていた
冬場できるノウハウを教えてほしいとの県からの依頼だった。
一方で、地域みんなのレベル、おもてなし、呼び込みを「おもてなしフードを味わう会」を開催、ジビエ(山はと、しか、保存やさい)をふるまった。フランスではジビエは高級食材だった。

すると保健所からクレームが来た
本来、とさつ場に行かなければならない。とさつ場法は家畜のみに適応
猟師は山でさばき、旅館に売るので無かった。
これも問題で食肉処理法がかかる。いまでもグレーゾーンである
保健所ではもしも危険であれば、ストップをかける地域が多い

保健所から、やまばと、しかを出さないでくれと指示
それを認めると冬のジビエがなくなる

鳥獣被害対策費
昨年度200億の補助金、ほとんどが土木工事である
野生獣を防ぐ堤防を築く、その他の県にゆく、相互に解決にならない
200億円を捨てている

★ 地方自治体の衛生マニュアル 長野県庁で実施
しかも有効活用する為
駆除しろ、保護しろとの市民の声

無駄なく使う、すべてを使うジビエ 
使わないのは皮だけである 皮を土にいれると動物がもってゆく
保護した鹿を「今度は駆除をしろ」である。

消費が伸びない、鹿肉に対してジビエとするために
食肉処理場をつくる事が必要であった。
県から、補助金申請をすれば補助金が下りる
山の中は血抜きだけ、降りてきてその他の作業をする

シカ肉 赤身肉、脂身のない肉は強火で調理すると硬くてぱさつく
ほとんどは鹿刺、これもE型肝炎が発生、生では禁止になった
生肉で消費されていた鹿が禁止になれば消費がさらに減る
山では取れるが消費が進まない

調理が出来ない
県との取り組みで、長野県おおしか村(しかが非常に多い地域)
長野県の職員と料理人を集めてレクした
みんなまずいという鹿の料理、リピーターはいないからまずくてもいい」という。おもてなしがないのである。
あんな鹿をうまくできるはずがない。
ヨーロッパは調理の方法が家庭にまで浸透している

どうすればジューシーに料理できるか
ようは強火で焼かない、低温のオーブン、フライパンで調理
おおしか村の人々が目からうろこ
大鹿ジビエとして売り出し、観光客が増えた
ステーキを出して、プラス宿泊費1500円でもとれる、おいしければ取れると指導、はじめは900円であったが、今はお客から安いとなって1500円となった

おおしか歌舞伎と四季折々の食で大鹿村は成功した

成功している地域もあればこじれた所もある
京都のジビエ、初めの調理講習をするために 
地元のレストラン、料理学校のせんせいがやってみんな旨くなかった
3度目に藤木が出向いた
商売になる 鳥獣被害は進んでいる
草木を食べて土砂災害にもなっている

たまごだけ、本来は3日しか持たない
ポルチーニだけ みんな蹴飛ばしてしまう 路上の宝石
そんなジビエに貴重なモノも山には多い。

今の燻製は燻液を注入している
1kgが1.3kgになる
本来ならば減る、本来の燻製は違う
当店では、野鳥類、やまばとなどを年間400羽程度利用する
今まで、ウリボウ、ウサギ、いのししはほとんど生き埋めにしている
だけれど一頭4~5万円で東京ではフランスから仕入れている
処理するのに現在、地方行政では5000円支払っている
だからただでもらってくれるだけでいいはず

やましぎ
一羽 9000円 フランスではとれない
長野では5羽まで取っていい

JRでもいのしし弁当が販売される
シカ肉おつまみ

伊勢丹のおせち料理に長野の食材を入れた
48000円のおせちが売れる 地方には宝がある
今、JRをはじめとして国の国土を守るために協力者が増えた
思いのある、ちいきの為として取り組む人が必用

国策であるとして、農林副大臣も支援しているとのことであった
鹿肉調理のコツは
シカ肉は生ではやめる、肉の中心温度が決まっている 
63度で30分、これが一番うまくて安全です。

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<静岡市でどのように活かすか>
【ジビエで光る地域の宝】
藤木徳彦(「オーベルジュ・エスポワール」オーナーシェフ)
1:目の前にあるにも関わらず仕入れられない 
  やむを得ず外から仕入れ、お客は「こんなものであれば東京で食べられ  る」と云われた⇒その地元でしか食べられないものを求めている

2:そしてきのこをはじめ、流通経路に乗っていないが貴重な食材が地域に  は眠る
3:冬に猟期が始まる、冬の野生獣肉の活用と流通の確保

4:ジビエはフランスの高級食材である。ただ殺すから活用に
  (現在生き埋めにしているウリボウはフランスから5万円程度で輸入)

5:法的規制―屠殺場と食肉処理法の問題、保健所からの始動

6:ただ予算をかける有害鳥獣駆除費と土木工事
  (消費地が出来れば、ただ、もしくは買い取りが可能、行政支出の削減   になる)
7:これまでの手法を自治体衛生マニュアルとして長野県で作成

8:食肉処理場の建設に対しての補助金

9:大鹿村での成功、地元伝統(歌舞伎)とタイアップ

10:各地で鹿肉を販売、国も国策として支援

静岡市も山間地では鳥獣被害に悩まされている。もちろん原因は山林の荒廃と人工林にあるのだか、一定量の獣を殺しっぱなしでは良くない。
ジビエは山の命を最後まで頂くという理念の下で行われている。もしかしたら「ジビエから鹿やイノシシがなぜ殺されるのか、山や森林は」と意識が向く事も期待したい。
それと、行政が投入する経費の問題でも、市がお金を使わずに循環できる仕組みが必要と考えている私にとって、初期の食肉処理場の補助はあるにせよ、枠組みを作ることへの関心もたかい。
また、鹿やイノシシをおいしく食べてみたいというニーズはある、行ってみたい距離として1時間、静岡市の山間地が限界である。
長野県の事例を元に静岡市でも提案して行きたい

8月26日 VISIONs研修報告 1:【あなたも出来る!地域ブランディング】

(調査事項・調査結果を具体的に)
1: 【あなたも出来る!地域ブランディング】
山本聖((独)中小企業基盤整備機構)
・地域ブランドの本当の目的は何か
デザイナー、大企業、展示会、これが目的となると成功しても東京にもって行かれる。
地域が元気になること=地元にお金を落とす事を前提に東京に来るべきであり、ブランドは地域に宿る、そのブランドを極めると聖地巡礼になるような仕組みを作る事が重要である。
例えば、地産地入地消
ブランディング=お金、時間、地域性が必用であり、その源泉としての地域を考えなければならない。
バーバリー、シャネル、みんな地域名が入っている
日本では銀座、京都、北海道などは地域性がある。地方は?
局地戦が出てきている=島、里などは近年ブランド化している

何をするか 企業の物語+地域の物語
それが指示になる(モノの良さよりも) いいもの=売れる ではない

<棚卸>
・地域そのもの、企業(人)
・地域そのものにある「ものがたり」を調べる★
・地域の人が自分の地域の事を知らない & 気づいていない
・職人ストーリー(親子3代) 人物にスポット当てて、ブランディングの柱にする

<優先度>
ひとつだけ答えてくださいと云っても、一つは答えられない
何かひとつを出す

<マーケットイメージ>
誰の、誰に
まずもってマーケットがあるか、指示する人がいるか、指示するものがあるか

働く女性の物語
年齢層は20~60代 
新宿西口での店舗にて 代理購買=OLが代理購買者であれば、あわよくば自分も買いたい。旦那さんが購買者であれば、早く買って帰りたい
顧客の買う側のストーリーを考えなければいけない

<各世代、地域共通の物語の皆モノ (ダウンロード★)>
団塊ジュニア、団塊JJ,団塊、昭和1ケタ

オーガニックコットンをお孫さんに(お金を持っている団塊世代)
モノづくりの方々が先にマーケティングをする

地域と顧客の物語を重ねる
地域物語
「こんないい水があります」で終わらずに、なぜできたか
×
顧客ストーリー
「親子でセットのタオルマフラー」ウォ―キングを家族で 自身ではなくチームで試案

情報やモノが伝わり、その地を訪れたくなるように
今治タオル 産地としての集合体、宿泊、移動も含めて受け入れがあるか
もっと言えば、人に会いに来る
地域と人を追いかけるようになるように

課題をプロセスからみつける 
商品、パッケージ、商品デザイン、価格
「どう伝えてゆくか」、話す事を美徳としていない場合もあるが必用
★本質的にとにかくいいものを作っても、市場消費者の求める物を飛ばしていることが多い

「伝える」為にひつような5つの装置
どのような
 持ち帰った際の確認、お客との情報交換をどのようにするか
 リスト、集めた情報の使い方

★地域ブランドはひとりではできない
シナリオ。コンセプト、広告、販路、現地サポーター、プロダクツデザイン、継承学連携
チームが埋まるような枠をつくる ★白紙のデータがある

チーム名(キャッチコピー)は非常に大事
地元で仕掛ける、外から呼び込む
地元の方に知ってもらう

事業をつなげる
所品開発、商店街空き店舗再生、街づくりプランナーなどなど

静岡市でどのように活かすか
【あなたも出来る!地域ブランディング】
山本聖((独)中小企業基盤整備機構)
1 ひとつだけと云っても答えられない現状がある
2 弱点はスト―リーになり、改善すれば資源にも成り得る
3 そして地域ブランドは地元、地域性がブランドとなる考えは新しい
4 具体的なマーケットイメージをどこに絞るか、漠然と観光では無理
5 そして、来る側、顧客のストーリーも作る事が重要だ
6 消費者が求めているモノかどうか、重要である
7 地域ブランドを組み立てるチームがいるかどうか
8 整理シート、自己検証 マーケティング、プランナーとしての技術も高める
■静岡ではあれもこれもではなく、一つの地域、一つのモノに絞り、現地が 主役となるストーリーを考案する。さらには訪れたり、購入する側が何を 求めているか、消費者のストーリーも重要である。
 プランニング、各分野に長けた人材の入ったチーム作りが必用

□注目するのは久能地域
 市街地にほど近いにも関わらず限界集落化する危険性を秘めるが、持続可 能な循環型地域を形成する要素が多分にある。消費者は静岡ブランドと云 うよりももっとミクロでニッチなモノを求めていると思われる。
 山間地での田舎生活の魅力は決して海岸線では出来ない事ではない。

□プランとしては
 耕作放棄地にブタを離し、雑草を食べてもらう。
 囲いは太陽光発電と電線の簡易な仕組み、また地域で出る農業残渣や
 生ごみを回収しブタの飼料にする。
 雑草を駆除した土地は貸し出しても良いが、新エネルギー法案成立によ 
 り、耕作放棄地へ太陽光発電を導入し、地域エネルギーと一定の収入を得 てエネルギーの自給を目指す。
  そもそも農業自給率の高い地域なので、食とエネルギーの自給、コミュ ニティがある、住みたくなる地域にすることで活性化できると考える。
 合せて、旧来行ってきたお祭り、こども地域通貨などのソフトの推進も面 白い。まずはマーケティングである。

宮沢けいすけ 事務所

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